ウクライナ戦争の「忘れられ方」:報道量が語る世界の関心地図
2022年2月、世界中のメディアがウクライナ一色になった。しかし2023年10月のガザ紛争勃発後、ケーブルニュースのウクライナ報道は激減した。ロシアの「特別軍事作戦」フレーム、グローバルサウスの「ダブルスタンダード」批判、そしてトランプ再就任後の「取引的和平」——同じ戦争が、時間の経過とともにまったく異なる物語に変容していった。
2014年、ロシアがクリミアを併合した時、世界は「制裁」で済ませた。RTは「住民の選択」、BBCは「国際法違反」、新華社は「複雑な歴史」と報じた。この時の対応が2022年の全面侵攻を許したのか——10年後の検証。
2011年に始まったシリア内戦は13年目に突入。50万人超が死亡し、660万人が国外に逃れた。ロシア、イラン、トルコ、アメリカ、イスラエルなど7つの外国軍が駐留する「代理戦争の見本市」。しかし世界のメディアはもうシリアを報じない。